3ピース青春ロックガールズバンド。熱い力強いボーカルが特徴のロックバンドである。スタンスパンクスや銀杏などが好きな人にはストライクなバンドだろう。ガールズバンドでここまでストレートに青春ロックを奏でるバンドは少ないだろう。
2023年7月に1stフル・アルバム『炙りなタウン1 -死にたくなってからが本番-』をリーリースし人気急上昇中の新生バンドだ。岡山出身のバンドで現在はゆきなり(g,vo)、しおきち(b,vo)の2名で活動をしている。
おすすめ曲①「63円」
力強いボーカルギターから始まる曲だ。シャウト気味になりながら歌うサビが心に響く。またBメロがベースボーカルになる点もサビが際立つ要因だろう。この感じのままAメロBメロサビを繰り返すのではなく後半テンポ感
を変化させて、叫び語りのような展開を見せる。あまりない構成で聞いていて飽きさせない工夫がされた曲だ。その後ハンプバックのようなメロと雰囲気でエモさを展開し激しいサビに戻って収束する。ライブでは大合唱の曲となることだろう。
おすすめ曲②「馬鹿」
サビが耳から離れない曲だ。「バカだからわからない」と前向きにさせてくれる曲だ。逃げるのではなく立ち向かう今日も生きて歌ってやろうという気持ちが伝わってくる曲だ。また2分くらいで終わる曲で、短く駆け抜けていく感じがかっこいい。
途中歌だけになる合唱の部分が出てくる。そこの歌詞もゴミくずウジ虫など秀逸なワードセンスが光る曲のように感じる。
おすすめ曲③「1998」
若いもどかしい心を歌った曲だ。終わらない歌が突然終わったやボーイズオンザランなどブルーハーツや銀杏を連想させるような歌詞が出てくる曲だ。様々な青春ロックの良い部分を詰め込んだ名曲であると思う。
63円
馬鹿
1998