THE BAWDIES|ソウルフルなロックンロールを鳴らす4人組

バンド紹介

THE BAWDIES(ザ・ボゥディーズ)は、日本のロックンロールバンドで、小学校からの同級生であったROY、JIM、MARCYの3人と、高校からの同級生であるTAXMANで結成という絆の深い4人組。 洋楽のソウルやR&Bをルーツに持ちながら、日本語ロックの熱さもブレンドしているのが特徴だ。 インディーズ時代にはオーストラリア ツアーを行い過酷なツアーであったことからライブのことを「パーティ」と呼ぶようになったとのこと。 メンバーはROY(Vo.&Ba.)、JIM(Gt.&Cho.)、MARCY(Dr.&Cho.)、TAXMAN(Gt.&Vo.)の4人。 彼らは、ビートルズやザ・ソニックスの影響を受けつつも、自分たちのソウルを込めて爆音で届けるスタイルでファンを魅了し続けている。

ライブはいつも全力。古き良き60’sの香りを残しつつ、今っぽい太さで鳴らす感じが最高。筆者も初めて聞いたとき、見た目とロックな声のギャップにとても驚いたのを鮮明に覚えている。


おすすめ曲

① IT'S TOO LATE

初期の代表曲で、彼らのロックンロール愛が全開!ライブで聴くと盛り上がり必至。

バックで繰り返しのリフが展開されておりそれを軸に展開されていく曲は最高にカッコいい。皆で一緒に歌って盛り上がれる曲だ。



② HOT DOG

疾走感バツグンで、タイトル通りアツい1曲。ギターリフがクセになる一曲。テンションアゲアゲのボーカルの「アウ」に気持ちを持っていかれることだろう。



③ KEEP ON ROCKIN'

バンドのテーマソング的ナンバー。「まだまだロックンロールは生きてるぜ!」って感じの元気をもらえる曲。クラッシュ、ラモーンズ、エルビスなどのロックの要素を感じる1曲。さぁ激しく踊れ!!

PVでライブスタイルの映像をyoutubeに公開しており、音源だけのバンドではない本物感と熱気が感じれることだろう。是非みて欲しい。


    


【おすすめ曲】・IT'S TOO LATE ・HOT DOG ・KEEP ON ROCKIN'


メンバーの機材紹介(掘り下げ)


ROY(Vo.&Ba.)

  • ベース:Fender Precision Bass(60〜70’sスタイルが多い)。太い中域で歌心を押し出す感じ。
  • アンプ:Ampeg SVT-CL + 8×10(SVT-810E)系をよく見かける。スタジオではB-15系のビンテージ風味もアリ。
  • ペダル(代表例):チューナー(BOSS TU-3等)/コンプ(MXR系)/プリアンプDI(SansAmp BDDI or Ampeg系)。基本は「クリーン太め+ちょいエッジ」。
  • 弦・奏法:ラウンド弦がベース(曲によってフラット使い分けも)。ピック弾き中心でアタック強め、ミュート多め。
  • 音作りのコツ:50〜120Hzは出し過ぎず、200〜400Hzをしっかり。3kHz前後を少し持ち上げるとピックの抜けが気持ちいい。


TAXMAN(Gt.&Vo.)

  • ギター:Gretschのフルアコ/セミホロウ(6119/6120/テネシアン系など)。Filter’Tronのキラッとした粒立ちが肝。
  • アンプ:Fender Twin Reverb/Deluxe Reverb、もしくは Vox AC30系。クリーン〜クランチの張り感重視。
  • ペダル(代表例):スラップバック用ディレイ(BOSS DM-2W/アナログ系)/軽いOD(OCD/Tubescreamer系)/ワウ(Cry Baby)。アンプのスプリング・リバーブを薄く。
  • セッティングの目安:ゲインは控えめ、ミドルしっかり、トレブルは耳に痛くない手前。ディレイは1発短め(100〜140ms、フィードバック1〜2回)。


JIM(Gt.&Cho.)

  • ギター:Gibson ES-335/330系や、Fender Telecaster。分厚いリズムで全体を押し出す役回り。
  • アンプ:Fender Bassman/Twin系、Vox AC30系。TAXMANと住み分けしつつ、下支えの中域を担当。
  • ペダル(代表例):軽いOD(Blues Driver/Tubescreamer系)/コンプ(Keeley/MXR系)/トレモロ(BOSS TR-2)。必要最低限で潔く。
  • ミックスの考え方:2本のギターは「帯域の住み分け」。TAXMANが煌めき担当なら、JIMはミドル厚めで腰を作る。


MARCY(Dr.&Cho.)

  • ドラムキット:Ludwig(Classic Maple/Classic系 22-13-16あたりの王道サイズ)。
  • スネア:Ludwig Supraphonic LM402(14×6.5)やメイプル系。タイト&パーンと抜ける音。
  • シンバル:Zildjian A/Avedis系を中心に、14"HH/20〜22"Ride/18"Crashあたりの王道セット。
  • チューニング:キックはミュート薄めで「ドン!」、タムはやや低めワンピッチ下げ、スネアは高めでアタック鋭く。
  • プレイの要:8ビートのドライブ感と、シャッフル/スウィングのノリ。ハイハットの刻みで前へ押す。



サウンド再現のヒント


  • バンド全体:歪ませすぎない。クリーン〜ライトクランチで「弾き方」で勢いを出す。テンポはほんの少し前のめり。

  • ギター2本の役割:片方は煌めきとカッティング、もう片方は中域の肉付け。EQで被る帯域(2〜4kHz)は譲り合い。

  • ベース:ベースとキックのアタックを合わせる。200〜300Hzで胴鳴り、3kHz前後でピックの存在感。

  • ボーカル:ダブラーは使わず、コーラスで厚み。マイクはSM58/Beta58A系が相性良し。